広島大学附属福山高等学校 1年生の2022年度「体験イノベーション学習」の題材に取り入れていただいた「かこ川商店の事業を学び・体験する」授業。前回までの授業より学び・得た内容より、3回目となる今回は実践編です。
ワークショップを通して参加者さんに楽しんでほしいこと・学んでほしいことから考え、企画・告知、そして実際にお客さまを招きアップサイクルなバッジをつくるワークショップイベントの実施を行いました。
会場には親子を中心としたお客さまが来場し、生徒さんが中心となり、率先してお客さまへの説明、誘導、バッジ作り等の7つの役割に分かれ運営に取り組みました。
「知る・選ぶ・つくる・思い出」4つの体験から組み立てた、探求型ワークショップ。
【知る】
端材・廃材から学ぶ、地域のものづくり企業、カイハラ産業株式会社様の「はいざいってなに?」の動画と素材から知る学びの時間。日頃意識して触ることのないデニムの素材を触って体験。
【選ぶ】
さまざまな形状や色が並ぶ、約30種類の端材からバッジの素材となるパーツを選びます。どんな商品になっていた素材なのか、組み合わせて、さあ、バッジづくりです。
【つくる】
思い思いにデコレーションしバッジを完成させます。つくり始めたら、大人も子どもも夢中になってしまうクリエイトの時間です。
【思い出】
完成したバッジに作品名をつけて、最後に記念撮影。今日の探求をまとめるシートも完成!
他にも、駐車場から会場まで誘導するや受付係も設け、お客さまにわかりやすく、楽しく過ごしてもらうおもてなしチームも大活躍しました。
最後の振り返りの時間で、生徒の皆さんから、イベントの中で感じたリアルな体験、そして暖かな交流があったからこその声をいただきました。
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<駐車場案内>笑顔で挨拶してお出迎えすることが大事だなと思って取り組みました。そうすると笑顔を返してくれました😄
<受付>案内や説明をしっかり聞いてくれて、楽しんでくれているのも伝わってきたのが嬉しかったです
<知る>説明をする中で、楽しそうに聞いてもらえるようにするのが大変でした。お客さんが興味を示してくれているか、表情をみながら工夫しました!
<トレイ渡し>小学生の参加者も多かったので、ハサミの渡し方を危なくないように配慮。
<選ぶ>話しかけるタイミングが難しかったけど、頑張って積極的に声掛けに挑戦!
<つくる>みんなのつくったバッジの発想がどれも豊かで驚きました!
<思い出>参加者が完成したバッジを手に笑顔になってくれていたので嬉しかったです。
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授業で学んだ自身の体験をわかりやすく誰かに伝えること、イベントの運営をするための役割、そしてお客さまの反応を直接見て感じる機会は、生徒さん自身の理解を促進し、経験を深める時間となったようです。
「体験イノベーション学習」は①課題発見力、②リサーチ力、③発表力の3段階の授業より、課題発見・解決能力の基礎を身につける学習で、今回の実践編は授業の中でも初の取り組みでした。
夏の間に、この授業で取り組んだ事をレポートしてくれるとのこと。楽しみです。
皆さんの体験が、また新たな発見との出会いになりますように。
広島大学附属福山高等学校 1年生の皆さま、ご一緒できて楽しかったです!
ありがとうございました。
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2022年8月5日(金)開催
「アップサイクルを楽しむバッジづくり体験」
主催:広島大学附属福山高等学校 1年生 協力:株式会社かこ川商店
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