大型集塵機の解体作業!準備万端で臨みます
暑いと感じる日が増えてきましたね。
今回は長くお付き合いいただいている
お客様からのご依頼で、10メートルほど
高さがある集塵機(粉じんなどを吸い取って
空気と分離するもの)の解体を
行うこととなりました。
△解体する集塵機。迫力ある大きさです!
大きなものの解体なので、4日がかりの予定です。
道具の準備、車の手配、あとはもちろん
体調もしっかり整えて取り掛かります。
* * *
1日目
1日目は、地上解体場の設置と、
集塵フィルターの撤去、
隣接している工場とつながっている
ダクトの撤去を行います。
△地上に解体場を設置
解体は、ガス切断(ガスと酸素で切断する方法)で
行っていきます。
△ガス切断イメージ。今回はこの作業を高所で行います。
フィルタは、高所作業車を使って
集塵機の中から抜き取り、袋に詰めました。
△ダクトを分解して外して、地上へ降ろします
集塵機の左側がスッキリしました。
作業は順調に進み、無事1日目終了です。
* * *
2日目
2日目は、集塵機の上部を解体して、
地上の解体場へ下ろして、
トラックに積めるサイズに解体します。
実はこの2日目が1番緊張していて、
1番プレッシャーのかかった日でした。
というのも、レッカーと高所作業車の出番を
この2日目までと決めていたからです。
結論から言うと……手こずりながらも、
なんとかなりました!
△集塵機の上部を、地上に降ろして解体中
△高所作業車に乗り、ガス切断作業中。細心の注意が必要です。
△低くなっていく集塵機
レッカーと高所作業車は出番終了。
以降は自社の車での作業になります。
ホッとした思いで、だんだん低くなっていく集塵機を見てました。
* * *
3日目
3日目は、集塵機の下部
(自社車輌でとどく範囲の高さ)の解体です。
まずは、前日下ろした大きいままのものを
トラックに乗るサイズに切断し、
そして積み込み。
△自社車輌で作業できるくらいの高さになった集塵機
と、ここで気になることが。
地上の解体場として設置した鉄板が
作業をやりにくくしている様子。
ということで、最終日に予定していた
解体場の鉄板の撤去を今日行いました。
解体場を撤去したので、ここからの解体は、
切断したらすぐに吊って積み込みです。
解体終了の見通しがついたあたりでこの日は終了です。
残すは最終日!
* * *
4日目
前日に鉄板を撤去したので、この日の予定は
終わらせる、掃除する、片付ける!
作業そのものは順調にいきました。
が、ガス切断用に用意していた
酸素の残量がギリギリ!
ここまできっちり合ってしまうとは。
終わってみると見事にゼロ。
ちょうど良かったというかなんというか……。
それからしっかりと掃除をして、
荷物も積んで片付けて。
担当の方に現場の確認いただいて
「オッケーです。ありがとう」の
言葉をいただきました。
これでやっと一安心。
△解体前と解体後。解体後はしっかり掃除も行いました。
今回は久しぶりの大きな物の解体で、
大変でしたが楽しく行うことが出来ました。
一緒に現場に出たメンバーも
新鮮だったと思います。
いつもの環境と違う中で、
緊張や疲れもあったと思いますが、
このような経験だけは自分の意志だけでは
重ねていくことができないので、
大切にしてもらいたいと思います。
ご依頼いただいたお客様、
ありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。
2021年4月28日 9:59 AM カテゴリー: かこ川の日常