【後編】4つのアイデアが形に!BINGO OPENインターンシップ2026
かこ川商店で5日間にわたって開催した
「BINGO OPENインターンシップ2026」。
4名の大学生が、廃材を使った
「生きものの居場所」づくりに取り組みました。
前編では、現場を知り、アイデアを深め、
制作を始めるまでをご紹介しました。
後編は、いよいよ仕上げと発表です!

4日目|考えたものをカタチにする
4日目は、朝から制作に集中!
この日で作品を完成させ、
最終日の発表準備まで進めます。

平野建築設計室の河田さんと松浦さんから、
素材の扱い方や組み立て方について
アドバイスをもらいながら作業を進めます。



足りない資材があれば、倉庫へ。
組み立てて難しい部分が見つかれば、
素材や構造を見直します。
頭の中ではできていても、
そのまま形になるとは限りません。
使える素材は限られています。
完成までの時間も決まっています。


「この方法では難しい」と分かったとき、
何を残して、どこを変えるのか。
試しながら、現実的な形を探しました。



そうして、4つのアイデアが
それぞれの作品へとカタチになりました!
制作を終えたあとは、
翌日のプレゼンテーションに向けて準備。
なぜこの作品を考えたのか、どこを工夫したのか。
自分たちの考えがしっかり伝わるように、
発表内容を整理しました。
5日目|完成した4つの作品をプレゼン!
最終日は、完成した作品を一人ずつ発表しました。
同じ「生きものの居場所」
というテーマから始まった4人。
でも、できあがった作品はどれも個性たっぷり!
それぞれの興味や得意なことが詰まった、
4つの「生きものの居場所」をご紹介します!
庭の木から発想した「キャットタワーの模型」

Kさんは、古民家の庭にある大きな木に注目しました。
うねうねと枝を伸ばす姿を見て、
「猫が登ったり、遊んだりできそう」と
考えたそうです。

素材探しでは、洋弓を使ってみたり、
ギターに変えてみたり。
アイデアを試しながら、
最後にたどり着いたのは……
伐採された木そのもの!

本物の大きな木を使う作品は、
5日間では完成できないため
今回は、アイデアを伝えるための
ミニサイズの模型を作成。


木と板を組み合わせ、デニムの製造過程で出た
ヒモ状の端材を巻き付けます。
庭の木から生まれたアイデアを、
地域で出た廃材でカタチに。
猫が自由に登って遊べる
キャットタワーをイメージした作品です。
人と猫が一緒に過ごせる「ねこのおうち」

A・Kさんが作ったのは、
人と猫が一緒に過ごせる「ねこのおうち」です。
最初は、箱を使った形を考えていました。
ところが、素材を探しているときに
目に留まったのが、廃材の椅子。


椅子を使ったら、面白いものができそう」
そんなひらめきから「椅子✖️小屋」2つの要素を合体!
椅子の脚の間に、カーテンや猫が遊べる
仕掛けを取り付け猫が自由に出入りできる空間に。

人が座っているすぐそばで、猫はのんびり。
ちょっとかがめば、中にいる猫の様子を
のぞくこともできます。
「人も猫も、それぞれの場所で一緒に過ごせる」
近すぎないけれど、同じ時間を過ごせる。
猫好きならではのアイデアです。
カラフルな配線を編んだ「小さな生きもののかご」

A・Sさんが目をつけたのは、
工場にたくさんあったカラフルな配線。
普段から編み物をしているA・Sさんは、
配線を見て「これも編めるかも?」とひらめきました。
そこから考えたのが、配線を編んで
ヤギのためのフェンスを作るアイデア。
しかし、限られた時間で大きなフェンスを
作るのは難しいと判断しました。

そこで、鳥が止まれる「かご」へ方向転換。
色とりどりの配線を組み合わせ、
黙々と編み上げていきました。



自分の「好き」や「得意」が、
廃材の新しい使い方につながる。
A・Sさんらしい発想から、
カラフルな作品が完成しました。
古民家から鳥を見守る「鳥小屋」

Iさんが作ったのは、古民家の庭に置く鳥小屋です。
木の高さや生息地を調べていくと条件に当てはまる鳥が
メジロだとわかり「メジロのための鳥小屋」に決定!
そして神辺の古民家は住宅地にあるため、
身近に自然を感じられる仕掛けを考えました。

庭の木は、建物の1階からも2階からもよく見えます。
そこに鳥がやってきたら、
巣作りや成長をそっと見守れるかもしれません。


本体に選んだのは、
ちょうどよい大きさの牛乳ボックスです。
鳥が出入りする穴を開けるだけでは終わりません。
リングを鳥の脚に、うちわを羽に、
器を頭に見立てました。
よく見ると、一羽の鳥に見えてくる!楽しいデザイン。

初めて触る電動ドライバーにも
奮闘しながら完成させました。
平野先生からの総評|「自分で考える」ことを大切に
5日間を終えて、平野先生から総評をいただきました。
5日間、よくまとめたなと思います。
何もないところから、
一つのものを積み上げていく体験は、
なかなかないですよね。


今回のインターンでは、
最初から答えが決まっていたわけではありません。
自分たちで考えて、試して、
うまくいかなければまた考える。
その繰り返しで、4つの作品が完成しました。

平野先生が大切にしてほしいと話したのが、
「自分がどう考えて、どう面白くするのか」
という視点です。
社会に出ると、自分の思い通りにならないことや、
やりたくないことに向き合う場面もあります。
そんなときも、与えられたことを
そのまま受け取るのではなく、
「自分ならどう考えるか」を持っていてほしい。

AIを使えば、すぐに答えが出てくる時代。
だからこそ、自分で考え、
自分なりの答えをつくることに価値があります。
「こうしたい」と自分の考えを口にしてみる。
人の意見を聞いて変わることもあれば、
「やっぱり自分はこう思う」と気づくこともある。

そんな経験を重ねながら、自分の考えを育てていく。
今回の5日間は、ものをつくるだけでなく、
自分自身の考え方を見つめる時間にもなりました。
ものづくりだけじゃない、5日間の学び

今回のインターンは、
廃材を使ったものづくりだけが目的ではありません。
社会人として仕事を進めるうえで必要な力を、
実践を通して学ぶ5日間でもありました。
まずは、自分の興味や経験を活かして
アイデアを考える。
それをチームで共有し、自分にはなかった
視点を取り入れながら、さらに磨いていきます。


自分らしさを大切にしつつ、
周囲の意見にも耳を傾ける。
仕事を進めるうえでも欠かせない姿勢です。
また、思い描いたものを、
そのまま実現できるとは限りません。
使える素材や時間とすり合わせながら、
実現できる形へと軌道修正する。
大切にしたい部分は残しつつ、
期日までに完成させる力も求められます。

椅子や木が猫の居場所に。
配線がかごに。牛乳ボックスが鳥小屋に。
学生たちは一人ひとりの発想をプロダクトへと仕上げ、
最後はプレゼンテーションで、
その意図や工夫を相手に伝えました。

アイデアを考え、周囲と磨き、形にして伝える。
仕事につながる一連のプロセスを経験した
5日間となりました。


参加してくださった皆さん、ありがとうございました!
そして、5日間お疲れさまでした!




























































































