長野市で無償災害支援活動に2名参加してきました。
2019年10月15日に環境省から、(一社)全国清掃事業連合会に対し、「台風19号に伴う河川の大氾濫による災害破棄物処理」の支援要請がありました。この連合会に参加している企業として、この活動に参加すべく、弊社からも2名が長野市に入り、11/4〜8の短期間ですが、他の地域の同業のメンバーと寝食を共にしながら、無償災害支援活動に参加してきました。
長野市の市街地を通ると、日常の生活風景をみることができました。それ故に被災現場とのギャップをとても感じました。長野市とは被害の規模は全く違いますが、1年前の西日本豪雨災害でも、福山市神辺町も大きな被害を受けました。
災害の経験を受けた方はわかると思いますが、被害を受けた会社や世帯として、「これから一体どうしたらいいのか・・・・」という気持ちでいっぱいになり、途方に暮れてしまいそうになります。支援する方も、される方も、ストレスがたまりやすいです。また、やってもやっても、達成感、心の充足感が得られにくい時間が続き、心のコントロールが難しいことを思い出しました。
実際にこの5日間で、うちの社員はとても活躍してくれましたが、私は戦力としては、ほとんど役に立たなかったと思います。しかし、「何のために働いて、何のために会社をしているのか」ということに気づく時間が得られました。
こういう時こそ、微々たることかもしれないが、焼け石に水かも知れないが、持っている経営資源(人財、設備、お金、知恵、技術)を少しでも社会のために有効に使ってもらうことが、本来の目指すべき姿なんではないかと思いました。いざと言う時に、必要とする誰かのために優しくある為には、日頃から自分に厳しく、会社を強く鍛えていないといけないなと、反省しました。1人では無償災害支援はできません。こういう全国からの社員の皆様とともに、全清連の活動の輪に加わり、社会奉仕ができたことは、本当に有り難いことで、学びが多く、感謝の気持ちで一杯です。
これからは、常に、命の危険の可能性のある災害を想定して行かなくてはなりません。業界に携わる人間として、会社として、困ったときはお互い様という精神で、危機に備え、柔軟に動ける会社作り、人財育成をしていきます。
2019年11月30日 4:16 PM カテゴリー: 社長のはなし