名人が打つ十割そばでランチ交流
かこ川商店には、プロと呼べる腕前を持つ人が少なくありません。前職そば店店長だった安原さんは、そば打ち名人です。「美味しいそばが食べたい」というリクエストに応え、北海道産の新そばを取り寄せ、areal wakkaで「お蕎麦の日」を開いてくれました。
「久しぶりじゃけぇ上手いこといくかなぁ」。自前の道具を並べ、準備が整ってからも「緊張するわ」を連発していましたが、いざ作業が始まると流れるような動き、まさに職人。宮城道雄の「春の海」をバックミュージックに、そば打ちで最も重要な「水回し」から、「練り」「延ばし」「たたみ」と進みます。そば粉の香りにトントンという小気味良い音がwakkaに響き、1時間ほどで小麦粉を加えない、そば粉100%「十割そば」20食分が完成しました。
「挽きたて打ちたて茹でたて」がそばの美味しさの条件。名人が打ったそばを、にわか弟子2人がたっぷりのお湯で1分ほど茹で、冷水でしめてお皿へ。名人と弟子の連携プレーで、見た目も見事な「十割そば」が出来上がりました。
お世話になっているふれあい農園片山の方をお招きしてのランチ交流。「年越しそばを打ってほしい」「来年は打ち方を教えてほしいなぁ」と楽しい会話が続きました。
次回「お蕎麦の日」は、仕事初めの1月4日。縁起のよいそばをみんなで「いただき」2024年がスタートします。
2023年12月22日 3:59 PM カテゴリー: かこ川の日常