株式会社かこ川商店

片山ふれあい農園・来年の稲作支度

2023年12月20日水曜日の午後、神辺JA会館で
福山市農業協同組合(JA)の皆さまによる、
令和6年度の水稲栽培講習会が開かれ、参加しました。

始めに、今年のお米の生育状況のおさらいから講習会はスタート。

使う手引書には、私には見慣れないことばかりが並んでいます。
講習会は2時間。。
途端に不安がよぎりましたが、気温、降水量、日照時間と、最新情報がグラフでまとめられた資料と説明は、
昨年からお米づくりに関わるようになった新米の私にも理解でき、どんどんと内容が入ってきました。

令和5年度は、7~8月にかけて例年より1.3度気温が上昇しており、9月も暑い日が続いたため、
高温障害(米が白く濁る)が発生した田畑が見られたそうです。

事後対策としては、
「水の管理」早期落水を避けること。
また、用水が十分確保できる地域では、
登熟初期にかけ流し灌漑や夕方潅水を行い稲体の温度を下げる。

かこ川商店の田んぼでは、石岡さんの指導のもと、適切な水管理ができていたおかげで、高温障害は免れ、おいしいおいしいお米ができました。

田んぼには、
育苗→田植え→育成期→出穂期→登熟・収穫期
と、生育経過を6つにわけた時期があります。

肥料・農薬は、その時期によっても選ぶものが違ってきます。さらに、田んぼの土壌によっても、選ぶものが違います。
例えば、肥料のもちが悪い砂地タイプと土がやわらかく、肥料のもちが良いタイプなどなど。

また、病害虫や雑草の種類によっても、それに対して適切な効果と時期、散布方法が複数あり、
薬剤の形状も 粒剤・ジャンボ(粒剤がまとまって袋に入っているため、投げ込むタイプで省力除草が可能)・液剤と様々です。

あっという間に終了の時刻をむかえました。

今日の講習会を終え、
ふりかえると、
昨年はこれ撒くよ、今日はこれやろうと、
指導いただくまま、時期や種類を意識せず作業をしていたんだなと思いました。
田んぼの土壌を知って、何のための作業なのか、
目的、その時期にあった作業をしていかないと効果がないこと。

子育てと同じで、
毎年同じことの繰り返しではなく、
その時期にあった適切な作業をしていかないと
いけないのだなと感じました。

講習会はとても勉強になり、有意義な時間が過ごせました。
もらった冊子を見て、田んぼの発育記録をつけていこうと考えています。

2023年12月22日 4:45 PM  カテゴリー: かこ川の日常




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