BCP(事業継続計画)の策定講座
2018年に、西日本7月豪雨災害がありました。
今回は広島県の支援事業で、
BCP(事業継続計画)策定支援講座
が開かれ参加しました。
この趣旨は、
2018年7月豪雨災害での交通遮断等により、
事業の停滞等が露見し、
BCPの策定が進んでいない中小企業等を対象に、
災害等の非常事態の中で、
通常事業の早期復帰
等を目指すためのBCPの策定を支援し、
引取先の信用向上等の自社の企業価値向上
を目指すことです。
コースとしては、全部で
●BCPフォーラム、
●BCP策定講座、
●BCP検証机上演習
の3回開催されました。
【第1回目】
BCP普及フォーラム
2019年7月24日 2名参加
防災とBCP(事業継続計画)の違いや必要性を聞きました。
防災は災害が起こった後の対処方法が基本ですが、
BCPは災害が発生する前からの取り組みや準備、
災害発生後の対応方法の違いがあり、
事業をいかに早期に復旧
していくかということがポイントにありました。
【第2回目】
BCP策定講座
2019年8月21日 2名参加
・事業継続方針
・事業継続計画書
・初動・復旧対応手順書
・BCP事務局運営手順書
について、雛形をもとに
策定のポイントや解説を聞きました。
当てはめて行けばすぐにでも使える雛形で
とても参考になりました。
ポイントは事前に役割や手順を決めるとともに、
災害時にBCPが自動的に発動され、
緊急事態の体制に移行するようにする条件を決める事でした。
例えば、
・震度6弱の地震が発生した場合
・大雨洪水警報が発令され1時間当たりの雨量が100ミリを超えるという予報の場合
などです。
【第3回目】
BCP検証机上演習
2019年9月20日 1名参加
3班に別れて、実際に災害が起こった事と想定して、
スクリーンに出される状況にどのように対応していくかという演習でした。
最初は、固定電話、携帯電話、電気も遮断された状態で、
外からの情報が入ってこず、
どう対応するかを考える時間がありましたが、
通信網が復旧していくにつれて、
お客様からの問い合わせなどが入ってきて、
目まぐるしく対応をしていかないといけない状況が続いていき大変でした。
初動体制を早く築き上げる事と、
日頃からの事前の準備が大切なことがよく分かる演習でした。
【3回の講座を受けての感想】
緊急時に何を最優先で復旧させていくかを考えていくことで、
必要なものや、現状でやっておいた方がよい対策も出てくると思うので、
計画をたてる以上のよい事があると思いました。
通常時からBCPを社内に浸透させていく活動が大切と感じました。
今後、起こっては欲しくないが、
万が一起きた時の為に、何ができるか、
近隣住民、取引先含めた関係する
ステークホルダーの皆様にお伝えできたらと思って、
まとめさせていただきました。
備えあれば憂いなし。
参加されていない企業の皆様で
ご関心ある方は是非、お声掛け下さい!
皆様と共に、
災害に強くなっていきたいと思います。
2019年9月24日 4:47 PM カテゴリー: かこ川の日常, 学び場!研修レポート