【前編】廃材で「生きものの居場所」をつくる!BINGO OPENインターンシップ2026
かこ川商店は今年も、
「BINGO OPENインターンシップ2026」の
受け入れ企業として参加しました!
実施したのは、
8月25日(火)から29日(土)までの5日コース。
テーマは
「リノベ建築×アップサイクル×実践プロジェクト5Days」

参加したのは、福山大学2・3年生の4名。
空き家再生の現場に入り、
廃材を使ったものづくりに取り組みます。
アイデアを考え、みんなで話し合い、
実際に形にする5日間。
前編では、制作が始まるまでの3日間を紹介します!
1日目|まずは、かこ川商店と現場を知ろう!
初日は、学生4名とスタッフの自己紹介からスタート。
サイコロで出たテーマについて話す
アイスブレイクを行いました。
少し緊張もほぐれたところで、
いよいよインターン開始です!




まずは、かこ川商店の仕事を紹介。
資源リサイクルや、片付け
清掃サービスの「TASCAL」。
ふれあい農園片山の活動についても
知ってもらいました。


その後は、リサイクル工場と農園へ!
地域で出たものや、使われなくなった
場所をどう活かしているのか。
現場を歩きながら、かこ川商店が取り組む
「地域の循環」に触れてもらいました。



さらに、空き家再生に取り組む
「くるくるプロジェクト」についても紹介。
平野建築設計室の平野先生から、
過去に取り組んだリノベーション事例や
建物の活用について話を聞きました。


そして発表された、今回の制作テーマは……。
「インセクトハウス」づくり!
インセクトハウスとは、
昆虫のすみかや越冬場所になる小さな家のことです。
ただし、今回の対象は昆虫だけではありません。
猫や鳥なども含めて、
「生きものが住むって、どういうこと?」を
自由に考えます。
そして、場所は空き家再生「くるくるプロジェクト」の
「神辺の古民家」の庭で、
材料は廃材を使いアップサイクルすることが課題です。
2日目|「何を作る?」から「何を大切にする?」へ
2日目は、一般社団法人
「みるを楽しむ!アートナビ岡山」の
土師先生を特別講師に迎えました。

対話型アート鑑賞の手法を取り入れ、
「見る・話す・聞く・考える」を体験します!
最初のテーマは「アップサイクル」。
ぶどうの皮を使ったシャンプーや染色、
使われなくなったサックスを利用したテーブル
化粧品を再利用したクレヨンなど、
学生さんたちが調べた事例を発表しました。


同じテーマでも、何に目が留まるかは人それぞれ。
「そんなところに注目するんだ!」という発見もあり、
さまざまな視点が飛び交います。
異なる視点を持ち寄ることで、
使われなくなったものの
新たな可能性が見えてきました。
続いて、「生きものの居場所」の
アイデアを話し合います。
この日の問いは、
「自分は何を大切にして、それをどう形にするのか」


癒やしを大切にするのか、
自然とのふれあいを大切にするのか、
人と動物との距離を大切にするのか。
同じ「生きものの居場所」でも、
大切にしたいことによって形や役割はさまざまです。
それぞれ、思いを込めた
アイデアを発表してくれました!

〈Kさん〉
神辺の古民家の大きな木を見て、
「キャットタワーみたい!」と
感じたことから発想を広げました。
「ドッグランの猫バージョン」
「屋外の猫カフェ」のように、
猫が登ったり、遊んだりできる場所を考えました。
さらに、野良猫や保護猫などの
「のら」という存在にも着目!
猫と関わりのなかった人が、
猫に目を向けるきっかけにもなりそうです。

〈A・Sさん〉
「生きもの」と「子どもたち」が
自然にふれ合える場所を考えたA・Sさん。
ある程度囲われたスペースなら、
子どもたちも安心して生きものと触れ合えます。
さらに、「ヤギが草を食べてくれたら、
環境美化や場所の管理にもつながるかも!」と、
生きものの力も活かした、
ひと味違うアイデアが生まれました。
〈A・Kさん〉
A・Kさんが考えたのは、身近な動物を通して、
訪れた人がほっとできる場所。
一方で、周辺には民家があり住宅地でもあります。
「鳴き声やにおい、ふんなどの課題をどうする?」
「近所の人にも楽しんでもらうには?」
アイデアだけでなく、
実際に使う人や地域のことまで考えました。
そこで生まれたのが、
「人が座る椅子の下を猫の居場所にする」アイデア。
人と猫がほどよい距離を保ちながら、
一緒の時間を過ごせる場所を目指します。

〈Iさん〉
Iさんが思い描いたのは、縁側で本を読んだり、
ゆっくり過ごしながら、鳥の声を楽しめる場所です。
季節の変化を感じたり、巣作りや成長を見守ったり。
鳥をきっかけに、神辺の古民家での
新しい過ごし方を考えました。
ただ、鳥が集まりすぎると、
ふんや鳴き声などの問題も出てきます。
人と鳥、どちらにとっても
心地よい距離はどのくらいなのか。
そんなところまで考えながら、
アイデアを深めていきました。

話し合いを重ねるうちに、
最初はふんわりしていたイメージも、
少しずつ具体的になってきました。


カレーランチの後は、いよいよ素材探しへ!
リサイクル工場や倉庫を見て回り、椅子や木材、
ひも、不織布など、作品に使えそうな廃材を探します。



素材を手にしたら、次は設置場所の神辺の古民家へ。
実際の場所に合わせて素材を並べながら、
周囲の環境や安全面も確認。
どんな作品になりそうか、
イメージをさらに膨らませました。
3日目|いよいよ制作スタート!
3日目は、いよいよ作品づくりです。
昨日考えたアイデアをもとに、足りない素材を探しに
再びリサイクル工場と倉庫へ向かいました。



一度見たはずの廃材も、「これを作りたい!」と
目的を持って見ると、見え方が変わります。
昨日は気づかなかったものが、
今日は作品の一部に見えてくる。


椅子や木材、ひも、不織布、
さらにはギターや洋弓まで!
それぞれが自由な発想で素材を選びました。
素材がそろったら、手を動かします!



切ったり、組み合わせたり、巻き付けたり。
廃材だったものが、少しずつ
「生きものの居場所」へと変わっていきます。

ある程度形になった作品は、古民家の庭へ運びました。
実際に置いてみると、
作業中には気づかなかったことも見えてきます。
場所の雰囲気に合っているか。安全に設置できるか。
サイズや素材の使い方に問題はないか。

現場で確かめ、もう一度調整します。
3日目を終え、それぞれの作品が見えてきました!
後編では、作品を仕上げる4日目と、
4名がプレゼンテーションに臨んだ
最終日の様子を紹介します。













