株式会社かこ川商店

Category : かこ川の日常

緊急事態対応訓練8月「銑割機からの作動油漏れ」

8月27日(火) 気温は36度でした。

 

暑い中、緊急事態対応訓練を行いました。

 

かこ川商店では毎月テーマと、

担当者を変えて訓練を行なっています。

 

担当者が司会となって手順書を読み上げ

みんなで流れを再確認したり

内容を見直したりしています。

今回は、銑割機(せんわりき)からの

作動油が漏れた時の対策です。

銑割機とは、

鋳物を再利用するために

小さいサイズに割るための機械です

この機械を動かすために必要なのが「作動油」

その油が流れているホースが破損してしまったことを

想定して訓練をしました。

 

手順の確認

油が漏れたと気がついたら

 

1.  機械の電源を落とす

機械が動いている状態だと

モーターが動いている状態で

さらに油が出てきてしまうので

1番最初に電源を切り、油の流出を抑えます

 

2. 周りに知らせて助けを呼ぶ

 

一人で対処しようとせずに

みんなで対応して事故が最低限で収まるようにする。

 

3. 土嚢を運び水路に流れるのを防ぐ

機械の裏には田んぼがあるため

油が社外に漏れるのをせき止める。

 

4. 吸着マットで油を取る

 

5. 事態が落ち着いたら

油がついた土や油吸着マットを

産業廃棄物として処分する

 

設備・備品の確認

土嚢と吸着マットの位置の確認

油吸着マットの箱が何も書いておらず

わかりにくかったので箱に名前を貼りました!

 

電源スイッチの位置の確認

電源の入れる順番と切る順番の表示が

見えにくくなっていたため

新しく見やすいようにしました!

 

***

 

みんなで訓練をすることで

電源を切るタイミングなど

手順書を見るだけではわからないこと、

気をつけることの再確認ができました。

 

 

そして、実際に現場に行って見てみることで

1人では気付けなかった

油流出を防ぐ土嚢袋の追加、オイル吸着マットの追加

どこのホースが圧が強いかの把握をするなどの

改善点も見つかりました!

 

事故を起こさないために

など、気をつけながら

毎日安全作業を心がけています!

 

さらに、みんなが安全に働けるよう

訓練を通して社内の環境を

より良く改善していければと思います!

2024年8月28日 3:54 PM  カテゴリー: かこ川の日常, 学び場!研修レポート

ようこそ!かこ川商店へ! SDGsモニターツアーin福山

夏も本番に入りました8月4日(土)。

この日、かこ川商店は

たくさんの親子でにぎわいました。

SDGsモニターツアーin福山の日です。

SDGsを楽しく学ぶツアー

「SDGsモニターツアーin福山」は、

旅行代理店のフジトラベルサービスさんが

福山市の委託で企画実施したツアーです。

子どもたちに、SDGsをもっと

知ってもらうための試みとして、

SDGsに取り組む企業を訪問して

体験するツアー企画。

今回、フジトラベルさんより、

かこ川商店の環境への取り組み、

地域への取り組みを、ぜひ!子どもたちに!

というお話をいただき、

ツアーの訪問先として、半日、

子どもたちに楽しんでいただく内容を考えて

当日を迎えました。

「ようこそかこ川商店へ!」

この日はとっても暑い日。

午前中のコースを終えて来られたみなさんに、

wakkaで涼みながらまずはお昼休憩。

農園ランチで歓迎

かこ川商店は、地元の方と共同で

「ふれあい農園かたやま」という

農園を運営しています。

今日のお昼ご飯は、

ふれあい農園で採れた季節の野菜を

たくさん使ったオムレツと

採れたての枝豆ごはん。

おいしく食べてくれるかな〜?

ちなみにWakkaで提供される

ランチメニューは、

すべてスタッフの考案です。

料理の経験が豊富なスタッフが作るランチは

本当に美味しい!!

(いつもありがとうございます。)

スタッフの得意が活かされる

areal wakkaを目指しています。

かこ川商店はこんなところ

ホッと一息ついたところで、

次は大きなスクリーン見ながら

スタッフによる会社の説明。

かこ川商店ってどんなところ?

できるだけわかりやすく丁寧な資料を作って

説明しました。

みなさん熱心に聞いてくださいました。

迫力いっぱい工場ツアー

  さていよいよ、工場見学です!

計量台

まずはかこ川商店の玄関口である

計量台からスタート。

一見普通の入り口にしか思いませんが、

床全体が計量台になっていて、

ここを通ると重さが表示されます。

スタッフ:

「みんなでこれから計量台に載ります!

何キロくらいになるかな?」

子どもたち:

「600キロ」「60キロ〜!」

スタッフ:

「正解は1.48トンでした〜」

かこ川商店では、はじまりと終わりにいつも

この計量台で重さを車ごと量って

その差でお客様が

何キロ分のゴミを持ち運んだか

わかるようになっています。

ギロチン

お次は、鉄を細かくするコーナー。

ここでの見せ場は、

大きな磁石に鉄を引っ付けて、

そのまま「ギロチン」という

裁断機に運ぶ作業。

大きな磁石に、たくさんの鉄の棒や板が

一瞬で吸い付けられていく様子に

子どもたちもびっくり。

 

集められた鉄は、ギロチンと

呼ばれる機械で細かく裁断します。

 

いつもの作業ですが、

子どもたちの目を通して見てみると、

いつもの作業をこなすスタッフが、

なんだかかっこよく見えてきます。

プレス

お次も大技コーナーが続きます。

大きな車が、

まるでおもちゃのように

ユンボで持ち上げられて、

そのままプレス機へ。

安全のため、少し距離をとった

場所からの見学でしたが、

ガシャーンッという大きな音とともに、

ペシャンコに潰された車が登場。

急なゲリラ豪雨と相まって、

子どもたちもビビりまくり・・笑

なんだか、ド迫力な演出に

なってしまいましたが、

楽しんでくれてる様子でした。

ベーラー

次はダンボールの圧縮をするコーナーへ。

ちょうどこの日は資源回収の日で、

回収車からダンボールを降ろし、

ベーラーに昇っていくダンボールを

実際に見ることができました。

圧縮されたダンボールの塊が

押し出されてきます。

実際に触ってみると

カチカチで叩いてもびくともしません。

圧縮したダンボールは、製紙会社に運ばれ、

リサイクルされます。

親子でわくわくワークショップ

工場見学を終えて、wakkaに戻り

ワークショップに。

予定では、ふれあい農園で枝豆の収穫作業と

ヤギに触れたりを予定していたのですが、

急な大雨のため、残念ながら中止。

代わりにワークショップの時間を

しっかりとって、

バッジ作りに集中!

 

親子で何かを作る時間って

特別な思い出になると思います。

世界に一つだけのバッジ。

お子様に負けじと、

力作を作るお父さんやお母さんの姿、

協力して作っていく様子は、

見ていてとてもホッとする光景です。

良い思い出になってくれるとうれしいな。

 

ツアーの終わりに

ワークショップの終わりに、

1日のおさらいタイム。

アンケートに答え、

学びの認定証が授与されます。

最初は、少し緊張した表情を

見せていた子どもたちですが、

帰る頃には、打ち解けた様子で

施設内を走ったり・・

  

 

雨で予定外のこともありましたが、

みなさんの笑顔を見て、

「あ〜よかった」と

スタッフも安堵の表情。

最後は、収穫予定だった枝豆を、

スタッフで皆さんにお渡し。

お土産として持って

帰っていただきました。

いつもと違う業務で、

いつもとは違う達成感に

しばらく浸るスタッフ一同でした。

またきてね!

今回、総勢33名の子どもたちとそのご家族が、

参加してくださったSDGsモニターツアー。

かこ川商店の環境への取り組み、

地域への取り組みを見ていただくことで、

SDGsの理解が広がり、

資源を大切にすること、

環境問題を意識しながら暮らすこと、

そんな未来に繋げていけたらと思います。

今回のモニターツアーを基にして

今後もSDGsを効果的に

学習・体験することができる

モデルツアーが作られるとのこと。

どんな進化を遂げるのか楽しみですね。

改めて、

参加してくださった子どもたち、ご家族、

このような機会をくださった

フジトラベルの皆さま、

ありがとうございました!!

2024年8月26日 8:42 AM  カテゴリー: かこ川の日常, ワークショップ

100%片山産なたね油、販売中です!

『ふれあい農園片山』で育てた菜の花から

なたねを収穫して、なたね油を作りました!

100%片山産の新鮮な食用油です。

きれいな黄金色にうっとりしちゃいます 😆

「地域にお花畑をつくろう!」

「菜の花が咲いたあとは、なたね油づくりに挑戦しよう!」

「片山産の小麦粉となたね油で料理やお菓子がつくれたらいいな」

そんな気持ちから始まった、なたね油の物語。

 


菜の花畑から生まれた なたね油の物語


2023年10月 なたねを撒く

スタートは昨年10月。

畝(うね)をつくって、なたねを撒きました。

まっすぐ溝を引くのに四苦八苦。

2024年4月 菜の花が咲く

今年4月。

ぽかぽか陽気の中、菜の花が一面に咲きました!

青空と黄色い菜の花の景色が

道ゆく人々の心をなごませてくれました。

6月 なたねを刈り取る

花が咲き終わって、なたねが実り、

手作業で刈り取っていきました。

みんなで汗をかきながら毎日刈り取り作業。

6月 なたねを こなす

刈り取ったなたねを地面に並べたら、

農具でバシバシと叩いて「こなし」て

さやの中にある実を取り出していきます。

6月 なたねの実がとれた!

叩いて落したなたねの実には、

さやなどの余分なものが混じっています。

6月 なたねを風選する

そこで昔ながらの農具「唐箕(とうみ)」を使って、

なたねを選別していきます。

ハンドルをまわして風を送ると

軽いくずと重い実に分かれるのです。

7月 なたねを搾って油にする

選別したなたねを、

鳥取県日野町の製油所『おしどり作業所』で

なたね油を製品にしていただきました。

8月 なたね油のできあがり!

種を撒いてから10カ月。

地域の農家さんと『おしどり作業所』さんに

「てごう」していただいて、

片山うまれの なたね油が完成しました!

うれしい~!


なたね油を搾ってみました


かこ川スタッフも

areal wakkaでなたねを搾油してみました。

まずはフライパンで

なたねを軽~く焙煎して・・・

 

搾油機のシリンダーに入れて・・・

 

シリンダーを搾油機にセットしたら、

ハンドルを回して

なたねを搾っていきます。

終盤になるにつれて

ハンドルがすっごく重くなるんです!

体重をかけて回していきます。フンッ

 

なたね油が出てきました!

 

こちらが力いっぱい搾ってできた油の全量です。

食べ物を一から手作りすることの

大変さを痛感する量ですね・・・!

味見してみます。

う~ん!おいしい!!

搾りたての油はとってもフレッシュで

澄み切った見た目どおりの雑味のない味。

ほのかに菜の花の香りがして、

あとから甘みがじんわりと広がります。

 

製油所でつくっていただいたなたね油も、

搾りたてをそのままボトリングしてもらっています。

香りがよいのでパスタにもよく合いそう。

 

*********************

100%ふれあい農園片山産なたね油

areal wakkaにて、

1本270g 通常価格2,000円(税込)のところ

1,000円(税込)で販売中です!

48本だけ作ることができた希少なオイルです!

お買い求めの方はお早めにどうぞ。

*********************

 

areal wakkaのカフェ営業日(水・木・金)には

この片山産なたね油と

おなじく片山産の小麦粉で手作りした

おやつをお楽しみいただけます♪

そして、

8/21(水)~24(土)は

なたね搾り体験イベントも開催中!

詳細はふれあい農園片山Instagramにて。

2024年8月20日 4:34 PM  カテゴリー: かこ川の日常, 道の駅ブログ〜地域活動〜

わくわくワークショップ in山手交流館 #53

7月13日(土)に山手交流館にて

わくわくワークショップを開催してきました

 

廃材レクリエーション!

ワークショップの前に

新聞紙を使ったレクリエーション

頭も体も動かしてみんなの発想力を沸かせていきます!

 

かこ川商店ってなにしてるの?

次は、、かこ川商店のお仕事についてお話しました

かこ川商店は資源ごみを集めて分別をして

新しく生まれ変わるところに運ぶお仕事をしているよ!

 

ワークショップの素材

今日使うワークショップの素材についてお話しました!

 

ワークショップSTART!

まずは廃材選び!

たくさんあって迷っちゃう・・・

材料を選んだら・・・

どんどん作っていきます!

 

完成!

みんな素敵な作品ができました!

 

ゴミ=素材!?

今回はワークショップで使っている素材(廃材・端材)について

お話しようと思います!

これらは全て、地域のものづくり企業様からいただいた素材です。

 

地元のものづくり企業様から、「廃棄物」として捨ててしまう前に

素材」として生かしたいという想いで

ワークショップ用に無償でご提供いただいているものです。

 

地元の企業から排出される「ゴミ(廃材・端材)」 という

日頃あまり目にしない視点から観てみると

地場産業の特長ややっていることの多彩さに気づきます。

 


 

わくわくワークショップは

自分の住むまちの企業について知り

まち・ 地場産業への好奇心を育める場作りを目指しています。

そして、リサイクルについて関心・興味を持ってもらう

機会にもなればと思い開催しています。

2024年8月19日 4:51 PM  カテゴリー: かこ川の日常, ワークショップ

広大附属福山高校のみなさんが会社見学に!

2024年8月2日(金)

広島大学附属福山高等学校 1年生のみなさんが

総合的な探究の授業の一環で

かこ川商店へ工場見学に来てくださいました。

手描きのウェルカムボードでお出迎え。

ようこそ~

areal wakka(エリアルワッカ)で

集合写真を撮影したら

お向かいのリサイクル工場へGO!


リサイクル工場を見学


まずは、資源の重量を

トラックごと量れる計量器に

みんなで乗ってもらいました。

約20人が乗って、

総重量は1.25t!

次は「ギロチン」(写真中央:青色の機械)の見学です。

すごい名前ね(笑)

「金属切断機」と言って、

大きな鉄の塊をザクザク切ってくれる機械です。

鉄を投入するための

重機は「マグネットユンボ」

大きなアームの先に鉄をくっつけて

投入していきます。

鉄が切られる様子を覗くみなさん

***

ところで、『なぜ鉄を切るのでしょう?』

いらなくなって持ち込まれた鉄は

リサイクルができるよう、

製鉄所の規格に合わせる必要があります。

そのため、切断していきます。

***

次は、重機を使って自動車をプレスする工程の実演です。

車がアームにむんずと掴まれプレス機に入れられ、

ギュギュッと押しつぶされるさまは迫力満点!

四角いブロックになって出てきました。

生徒さんたちからも歓声が上がります。

***

工場見学の最後は、

段ボールなどの古紙をプレスする

「べーラー」という機械で

紙資源をプレスしていく様子を見学。

奥に写っている滑り台のような機械がべーラーです。

バラバラだった段ボールが

ぎゅっと四角になって出てきます。

***

ところで、『どうして圧縮するの?』

種類ごとに圧縮して

体積を小さくすることで、

輸送効率をアップ。

CO2排出量の減少にもつながるのです。

 


お米づくりをしている田んぼへ


リサイクル工場のとなりにある

田んぼをみなさんに見てもらいました。

私たちは、ここで地域の方に教わりながら

お米を育てています。

6月に田植えをした稲がすくすく育っています。

***

さて、エリアルワッカに戻りましょう。

道中は生徒のみなさんに

『鉄は何回リサイクルできるか?』

『日本の段ボールリサイクル率はどれくらいだと思う?』

とクイズを出しながら歩きました。

(答えは・・・よかったら調べてみてくださいね 😉 )

***

さて、少し休憩タイム

冷たい麦茶と

枝豆を食べながら

ひと休み。

茹で枝豆がおいしいと好評でうれしいです。

いい笑顔いただきました!

この枝豆、かこ川商店も参画する

「ふれあい農園片山」で育てた

朝採れの枝豆だったんです☆

 


わくわくワークショップの時間だよ


さて、地元企業から提供していただいた

廃材を使ったバッジづくり、スタートです。

好きな素材を選んでもらいます。

どんな会社で、どんな工程で

発生する廃材なのかもお伝えします。

思うままに切ったり貼ったりして・・・

個性豊かな作品が出来上がりました!



Q&Aタイムで学びを深めよう


改めて、かこ川商店の

事業・取り組みについて説明しました。

その後、生徒さんたちからの質問に

社員と社長が答えていきます。

今日の見学で疑問に思った点なども質問してもらいました。

資源の大切さ、かこ川商店が地域活動をおこなう理由など

みなさん熱心にメモを取りながら聞いてくださるので、

社長の話にも熱が入ります!

最後は生徒さんがお礼のあいさつをしてくれました。

工場見学を通して

「廃材が資源になること」

「炎天下で働く人の大変さ」を知り、

ワークショップや農園の話を通して

「地域のつながり」を感じたと話してくださいました。

今日の体験が、みなさんの学び、

そして日常生活にも活きてくれたらうれしいです。

生徒さんたちを乗せたバスが

見えなくなるまでお見送り。

工場見学の受け入れは、私たちにとっても

若い方々の感覚や考え方を学べる貴重な機会です。

広大附属福山高校のみなさん、

ありがとうございました!

2024年8月9日 1:13 PM  カテゴリー: かこ川の日常, ワークショップ

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